hammerkammerの日記

アウトプット用で始めました。文章がめちゃくちゃだったらすみません

大江健三郎「新しい文学のために」

大江健三郎の「新しい文学のために」を読んでいる。難しい。今の自分のレベルには見合わない。けど、なんとなく要点は掴めそうだ。難しいので何度も読んでると面白さが滲んでくる。読んでるところまでで一番興味が湧いたのは、想像力に関する話だ。想像力を培うためには開かれた心が必要だと著者は言う。言葉や体験を辞書の意味通りの物として捉え、流してしまうのではなく、心を開いて対象物を捉えなければ想像力は生まれてこないという。

ああ、だから自分は話が出来ないのかと思った。流れに身を任せて生きてきたので、物事への関心が薄い。だから言葉を言葉以上の意味で、体験を体験以上の意味で捉えてこなかった。だからそこに対する感情も湧かない。平板な話が面白いわけがないのは知っているので、結果話すことが何もない。

確かに今までの自分だったらそうだったかもしれない。まだ人並みにはなっていないが、とりあえず今はapexが面白いので、そこに子供以外の好奇心を全振りしてる。無駄に金もかけている。その結果がどこに行くのか分からないがここが一つの突破口になればいいと思う。